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お知らせ

2025年2月13日 学生が特定健診受診率の向上について卒業研究の発表を鴻巣市役所で実施

主催自治体等  鴻巣市国保年金課

事業等名    データヘルス計画 ビッグデータ分析

講師・出席者  医ビ科 大田祥子教授、太田友三子助教、医ビ科学生4年、齋藤正、鈴木明仁

タイトル    本学医療ビジネス薬科学科の学生が、鴻巣市役所で卒業研究結果を発表させて頂きました

 

2月13日(木)鴻巣市役所で、鴻巣市の国保年金課から提供されている特定健康診査の受診データを分析した医療ビジネス薬科学科4年生の卒業研究の発表が行われました。この発表は、被保険者(市民)を含む国民健康保険運営協議会の委員、国保年金課、総合政策課及び健康づくり課の職員など、約20名によって聴講されました。

発表は『特定健診受診率の向上の課題と解決策の検討』と題し、約17,000人分のビッグデータを使って、鴻巣市の地理的な特性や地域の住民の属性などを地図に視覚化して分析しました。研究には無料で使える地理情報システム(GIS)ツールのQGISを使い、特定健診の受診率を向上させるための課題を検討し、解決策を提案しました。地域ごとの健診受診率の差が地図で示されたことで、住民や行政の方々にとって実感を伴う成果となり、住民目線での貴重なご意見や、今後の研究に役立つフィードバックをいただきました。

この成果は鴻巣市の国民健康保険の被保険者全戸に配布される『国保だより』にも掲載され、鴻巣市と本学が共同で地域の課題解決に取り組む意義を感じることができ、データサイエンスが地域を変える力になる可能性が感じられました。