荻野泰史

興味を原動力に

私は生活習慣に関わる糖尿病やアレルギー疾患について、発症や増悪化の原因となる因子の探索や発症予防に繋げるための研究を行っています。
大学では今までになかった沢山の経験が待っています。やってみたい、おもしろそう、と思うことは何でも挑戦してください。何が好きか嫌いか、何が得意か苦手か、自分を知るためにもやってみるのが一番の手段です。勉強や研究も趣味や遊びも、興味を持って積極的に取り組みましょう。

略歴

摂南大学大学院薬学研究科博士前期課程修了
摂南大学薬学部公衆衛生学研究室　助教を経て現職
学位：博士（薬学）摂南大学

学術論文

Ogino, H., Okuno, T., Murano, K., Ueno, H. Naturally Oxidized Olive Oil Promotes Active Cutaneous Anaphylaxis and Th2 Cytokine Production. Biol. Pharm. Bull. 44, 838-843 (2021)
Arakawa, T., Okubo, H., Mae, M., Okuno, T., Ogino, H., Ueno, H. Seleno-L-Methionine Suppresses Immunoglobulin E-Mediated Allergic Response in RBL-2H3 Cells. Biol. Pharm. Bull. 42, 1179-1184 (2019)
Ogino, H., Okuno, T., Murano, K., Arakawa, T., Ueno, H. Naturally oxidized olive oil exacerbates contact hypersensitivity by promoting differentiation into effector T cells and increasing antigen-specific IFN-γ production. Food Agric. Immunol. 30, 74-86 (2018)
Ogino, H., Murano, K., Okuno, T., Sakazaki, F., Arakawa, T., Ueno, H. IL-18 and IFN-gamma expression enhances contact hypersensitivity after oral administration of naturally oxidized olive oil to mice. Food Agric. Immunol. 29, 886-897 (2018)
Arakawa, T., Sugiyama, T., Matsuura, H., Okuno T., Ogino, H., Sakazaki, F., Ueno, H. Effects of supplementary seleno-L-methionine on atopic dermatitis-like skin lesions in mice. Biol. Pharm. Bull. 41, 1456-1462 (2018)
Murano, K., Ogino, H., Okuno, T., Arakawa, T., Ueno, H. Role of Supplementary Selenium on the Induction of Insulin Resistance and Oxidative Stress in NSY Mice Fed a High Fat Diet. Biol. Pharm. Bull. 41, 92-98 (2017)
Ueno, H., Shimizu, R., Okuno, T., Ogino, H., Arakawa, T., Murano, K., Nakamuro, K. Effect of seleno-L-methionine on oxidative stress in the pancreatic islets of a short-term induced diabetic mouse model in insufficient selenium status. Biol. Pharm. Bull. 41, 80-85(2017)
Ogino, H., Sakazaki, F., Okuno, T., Arakawa, T., Ueno, H. Oxidized dietary oils enhance immediate- and/or delayed-type allergic reactions in BALB/c mice. Allergol. Int. 64, 66-72 (2015)
Okuno, T., Honda, E., Arakawa, T., Ogino, H., Ueno, H. Glutathione-dependent cell cycle G1 arrest and apoptosis induction in human lung cancer A549 cells caused by methylseleninic acid: comparison with sodium selenite. Biol. Pharm. Bull. 37, 1831-1837 (2014)
Ueno, H., Shimizu, R., Okuno, T., Ogino, H., Nakamuro, K. Effects of administering sodium selenite, methylseleninic acid, and seleno-L-methionine on glucose tolerance in a streptozotocin/ nicotinamide-induced diabetic mouse model. Biol. Pharm. Bull. 37, 1569-1574 (2014)
Ueno, H., Kajihara, H., Okuno, T., Ogino, H., Yodoi, A. Effect of selenite on T-cell mitogenesis: contribution of ROS production and apoptosis signal-regulating kinase 1. Biol. Pharm. Bull. 37, 1352-1358 (2014)
Sakazaki, F., Ogino, H., Arakawa, T., Okuno, T., Ueno, H. Low-dose ethanol aggravates allergic dermatitis in mice. Alcohol 48, 501-508 (2014)
Arakawa, T., Deguchi, T., Sakazaki, T., Ogino, H., Okuno, T., Ueno, H. Supplementary seleno-L-methionine suppresses active cutaneous anaphylaxis reaction. Biol. Pharm. Bull. 36, 1969-1974 (2013)
Sakazaki, F., Arakawa, T., Shimizu, R., Ogino, H., Okuno, T., Ueno, H. Allergies are aggravated by mild selenium deficiency and abrogated by supplementation with selenomethionine. Food Agric. Immunol. 25, 477-485 (2013)

海外及び国際学会発表

Ogino, H., Murano, K., Okuno, T., Arakawa, T., Ueno, H. Role of supplementary seleno-L-methione on oxidative stress and the induction of insulin resistance in high fat diet-fed NSY mice. The 7th International Selenium Conference, Shiga (2018)

国内学会発表

荻野泰史、尾崎美久、村野晃一、滝口侑真、松坂海聖、奥野智史、上野仁：老化に伴う耐糖能および運動機能低下と骨格筋中セレンタンパク質発現との関連性、フォーラム2022衛生薬学・環境トキシコロジー、熊本（2022）
Ogino, H., Murano, K., Okuno, T., Ueno, H. Relationship between induction of insulin resistance and selenoprotein expression in skeletal muscle in diabetic mouse model. 第49回日本毒性学会学術年会、北海道（2022）
荻野泰史、谷口由起、野間久美子、奥野智史、上野仁：接触性過敏反応モデルにおける皮膚感作性に及ぼす酸化オリブ油の影響、日本薬学会第142年会、愛知（2022）
荻野泰史、山崎稜真、舟越将哉、奥野智史、上野仁：酸化オリブ油によるDNFB誘発性皮膚炎の増悪化とTh17細胞の関与、フォーラム2021衛生薬学・環境トキシコロジー、千葉（2021）
荻野泰史、林　智也、上田陽紀、奥野智史、上野仁：腹腔マクロファージの刺激応答に及ぼす酸化オリブ油の影響、日本薬学会第141年会、広島（2021）
荻野泰史、山崎稜真、舟越将哉、奥野智史、上野仁：接触性過敏反応における酸化オリブ油の増悪化作用とその作用機構の検討、第70回日本薬学会関西支部総会・大会、滋賀（2020）
荻野泰史、野内直矢、岸本早織、奥野智史、上野仁：酸化オリブ油によるマクロファージ系細胞の刺激応答活性化に関する検討、第73回日本酸化ストレス学会学術集会、鳥取（2020）
荻野泰史、舟越将哉、山崎稜真、奥野智史、上野仁：接触性皮膚炎の皮膚感作性に及ぼす酸化オリブ油の影響、フォーラム2020衛生薬学・環境トキシコロジー、愛知（2020）
荻野泰史、舟越将哉、山崎稜真、奥野智史、荒川友博、上野仁：アレルギー増悪化因子としての酸化植物油脂の免疫毒性学的研究　ー酸化オリブ油によるマウス接触性過敏反応増悪化の作用機構の検討ー、第69回日本薬学会関西支部総会・大会、兵庫（2019）
荻野泰史、川嶋美帆、奥野智史、荒川友博、上野仁：酸化オリブ油が抗原提示細胞に及ぼす影響、フォーラム2019衛生薬学・環境トキシコロジー、京都（2019）
荻野泰史、村野晃一、須澤大輝、奥野智史、荒川友博、上野仁：高脂肪食摂取NSYマウスにおけるインスリン抵抗性の誘導とレドックス状態に及ぼすセレノメチオニンの影響、第72回日本酸化ストレス学会学術集会、北海道（2019）
荻野泰史、舟越将哉、山崎稜真、奥野智史、荒川友博、上野仁：接触性過敏反応時におけるIL-18発現に及ぼす酸化オリブ油の影響、日本薬学会第139年会、千葉（2019）
荻野泰史、上田陽紀、奥野智史、荒川友博、上野仁：マクロファージ系細胞の貪食能および遊走能に及ぼす酸化オリブ油の影響、フォーラム2018衛生薬学・環境トキシコロジー、長崎（2018）
荻野泰史、上田陽紀、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁：酸化オリブ油がマクロファージの貪食能に及ぼす影響、日本薬学会第138年会、石川（2018）
荻野泰史、小池咲里、奥野智史、荒川友博、上野仁：マウス能動皮膚アナフィラキシーに対する酸化オリブ油の影響、第67回日本薬学会近畿支部総会大会、兵庫（2017）
荻野泰史、山田真吾、岡田雅史、荒川友博、奥野智史、上野仁：マウス接触性過敏反応における膵臓中T細胞ポピュレーションおよびサイトカイン発現に及ぼす酸化オリブ油の影響、フォーラム2017 衛生薬学・環境トキシコロジー、宮城（2017）
荻野泰史、柿花美沙紀、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁：LPS刺激によるマクロファージ系細胞の活性化に及ぼすオレイン酸過酸化物の影響、日本薬学会第137年会、宮城（2017）
荻野泰史、小池咲里、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁：OVAによるアレルギー反応に対する酸化オリブ油の影響、フォーラム2016衛生薬学・環境トキシコロジー、東京（2016）
荻野泰史、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁：酸化油脂中に含まれる脂質過酸化物がマウス接触性過敏反応に及ぼす影響、第69回日本酸化ストレス学会学術集会、宮城（2016）
荻野泰史、柿花美沙紀、厚主裕美、荒川友博、奥野智史、上野仁：酸化オリブ油がMAPK経路およびNF-κB活性に及ぼす影響、日本薬学会大136年会、神奈川（2016）
荻野泰史、岡央子、北村侑基、六反田春菜、荒川友博、奥野智史、上野仁：酸化オリブ油曝露による酸化ストレス亢進を介したマクロファージのLPS応答性の促進、フォーラム2015：衛生薬学・環境トキシコロジー、兵庫（2015）
荻野泰史、岡央子、北村侑基、六反田春菜、荒川友博、奥野智史、上野仁：LPS刺激マクロファージのROSおよび炎症性物質の産生に及ぼす酸化オリブ油の影響、第68回日本酸化ストレス学会学術集会、鹿児島（2015）
荻野泰史、伊藤淳津子、小池咲里、山田真吾、荒川友博、奥野智史、上野仁：接触性過敏反応におけるリンパ節中サイトカイン発現に及ぼす酸化オリブ油の影響、日本薬学会135年会、兵庫（2015）
荻野泰史、南愛衣、中嶋隆宏、岡央子、荒川友博、奥野智史、上野仁：マウス脾臓細胞および腹腔マクロファージに対する酸化オリブ油の影響、フォーラム2014：衛生薬学・環境トキシコロジー、茨城（2014）
荻野泰史、別當知佐、南　愛衣、荒川友博、奥野智史、上野　仁：酸化オリブ油がマウスリンパ球および腹腔マクロファージに及ぼす影響、第21回日本免疫毒性学会、徳島（2014）
荻野泰史、南愛衣、中嶋隆宏、岡央子、荒川友博、奥野智史、上野仁：マクロファージの活性化に及ぼす酸化オリブ油の影響、日本薬学会第134年会、熊本（2014）
荻野泰史、金由希、荒川友博、奥野智史、上野仁：LPS刺激マクロファージのサイトカイン産生に及ぼす酸化オリブ油の影響、フォーラム2013：衛生薬学・環境トキシコロジー、福岡（2013）
荻野泰史、別當知佐、米光涼、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁：酸化オリブ油による接触性過敏反応促進と酸化ストレス亢進との関連性、第66 回日本酸化ストレス学会学術集会、愛知（2013）
荻野泰史、米光　涼、藪田委久、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁：マウス皮膚アレルギー反応における酸化油脂と抗酸化物質の影響、日本薬学会第133年会、神奈川（2013）
荻野泰史、北山美帆、別當知佐、荒川友博、奥野智史、上野仁：酸化油脂によるマウス接触性過敏反応増悪化に関する検討、フォーラム2012：衛生薬学・環境トキシコロジー、愛知（2012）
荻野泰史、別當知佐、朝倉祥吾、菊池裕介、荒川友博、奥野智史、上野仁：マウス接触性過敏反応における油脂中の脂質過酸化物の影響、第62回日本薬学会近畿支部総会・大会、兵庫（2012）
荻野泰史、北山美帆、岡山圭、村野晃一、坂崎文俊、荒川友博、奥野智史、上野仁：油脂中の過酸化物がマウス接触性過敏反応におよぼす影響、日本薬学会第１３２年会、北海道（2012）
荻野泰史、北山美帆、岡山圭、坂崎文俊、荒川友博、奥野智史、上野仁：接触性過敏反応におけるＩＬ-１８発現におよぼす酸化オリーブ油の影響、フォーラム２０１１衛生薬学・環境トキシコロジー、石川（2011）
荻野泰史、岡山圭、北山美帆、藪田委久、朝倉祥吾、菊池裕介、別當知佐、村野晃一、米光涼、坂崎文俊、荒川友博、奥野智史、中室克彦、上野仁：酸化オリーブ油の経口投与によるマウス皮膚アレルギーの増強、第１８回日本免疫毒性学会学術大会、千葉（2011）
荻野泰史、坂崎文俊、奥野智史、中室克彦、上野仁：マウス接触性過敏反応における酸化油脂の影響、日本薬学会第１３１年会、静岡（2011）
荻野泰史、北山美帆、岡山圭、藪田委久、坂崎文俊、荒川友博、奥野智史、中室克彦、上野仁：マウス接触性過敏反応における酸化油脂の影響、第６０回日本薬学会近畿支部総会・大会、大阪（2010）
荻野泰史、北山美帆、岡山圭、藪田委久、坂崎文俊、荒川友博、奥野智史、中室克彦、上野仁：マウス接触性過敏反応および能動皮膚アナフィラキシーにおける酸化オリーブ油の影響、フォーラム２０１０衛生薬学・環境トキシコロジー、東京（2010）
荻野泰史、坂崎文俊、奥野智史、中室克彦、上野仁：マウス接触性過敏反応における酸化オリーブ油の影響、日本薬学会第１３０年会、岡山（2010）

研究費の受け入れ状況

荻野泰史（分担）、文部科学省科学研究費補助金基盤C一般、加齢に伴う筋萎縮とインスリン抵抗性評価のための体内セレンおよびレドックス制御解析（研究代表者：上野仁）、3,120千円（2019-2022）
荻野泰史（分担）、文部科学省科学研究費補助金基盤C一般、インスリン抵抗性に及ぼすセレンタンパク質と体内レドックス制御解析（研究代表者：上野仁）、4,290千円（2016-2018）
荻野泰史（分担）、文部科学省科学研究費補助金基盤C一般、体内レドックス制御によるインスリン抵抗性発症予防とその作用機序（研究代表者：上野仁）、5,200千円（2012-2015）

その他

荻野泰史、腸内細菌の是正による母乳中免疫成分組成の改善、ファルマシア（TOPICS）、58, 606（2022）

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