加来 鉄平
かかりつけ薬剤師になれるよう今からコミュニケーション力をつける努力を惜しまないようにしましょう
超高齢社会を鑑み、保険薬局において訪問介護支援サービスに力を入れています。しかしながら、家を訪問するとご高齢のご夫婦で薬を管理している「老老介護」さらに認知症と診断されているご夫婦では、「認認介護」と言われることもあります。実際、自宅を訪問すると、薬の飲み忘れが必ずといっていいほど残っています。訪問介護時の薬剤師業務一つに、残薬確認を行わなければならないという必須業務があります。それを遂行するために患者さんと信頼関係を構築することで、医師に言えないことを薬剤師には話をしてくださることがあります。これを薬局から病院にフィードバックし、減薬や臨時処方依頼をするケースがでてきます。そのため患者さんと信頼関係が構築できてないと、薬を渡すだけの薬剤師になってしまい、このようなタイプの薬剤師のニーズは、ほとんど必要とされていないのが現状です。
卒業後、保険薬局で薬剤師業務を希望のであれば、「かかりつけ薬局の一薬剤師」ではなく、患者さんから名前を指名される「かかりつけ薬局のかかりつけ薬剤師」を目指し、学業に併せてコミュニケーション力も鍛えながら一日一日を大切に過ごしてください。
略歴
博士(薬学)、東京薬科大学薬学部卒、東京薬科大学大学院薬学研究科博士後期課程修了、東京薬科大学薬学研究科大学院研究生、松山大学薬学部 助教、スギ薬局株式会社を経て現職
加来鉄平,吉川庸平,本多智史,勝田敏文,勝田啓,松田佳和,薄毛男性におけるキャピキシル・ピディオキシジル配合化粧品「フィンジア」の臨床的評価,FRAGRANCE JOURNAL, 46(3), 52-56 (2018).
松村久男,飯田美奈子,加来鉄平,齋藤博,村橋毅,内用固形製剤の経管投与法の比較検討,日本薬科大学教育紀要,3,17-20 (2017).
Makiko Okada, Koichi Murase, Akihisa Makino, Mitsunari Nakajima, Teppei Kaku , Shoei Furukawa, Yoshiko Furukawa. Effects of estrogens on proliferation and differentiation of neural stem/progenitor cells. Biomed. Res. , 29(3), 163-70 (2008).
Kenichiro Ogura, Yuko Ishikawa, Teppei Kaku, Takahito Nishiyama, Tomokazu Ohnuma, Kei Muro, Akira Hiratsuka. Quaternary ammonium-linked glucuronidation of trans-4-hydroxytamoxifen, an active metabolite of tamoxifen by human liver microsomes and UDP-glucuronosyltransferase 1A4. Biochem. Pharmacol., 71 (9),1358-1369 (2006).
Teppei Kaku, Kenichiro Ogura, Takahito Nishiyama, Tomokazu Ohnuma, Kei Muro, Akira Hiratsuka. Quaternary ammonium-linked glucuronidation of tamoxifen by human liver microsomes and UDP-glucuronosyltransferase 1A4. Biochem. Pharmacol., 67, 2093-2102 (2004).
Takahito Nishiyama, Kenichiro Ogura, Hiroaki Nakano, Tomokazu Ohnuma, Teppei Kaku, Akira Hiratsuka, Kei Muro, Tadashi Watabe. Reverse geometrical selectivity in glucuronidation and sulfation of cis- and trans-4-hydroxytamoxifens by human liver UDP-glucuronosyltransferases and sulfotransferases. Biochem. Pharmacol., 63, 1817-1830 (2002).
Takahito Nishiyama, Kenichiro Ogura, Hiroaki Nakano, Teppei Kaku, Eriko Takahashi, Yasunari Ohkubo, Koji Sekine, Akira Hiratsuka, Shigetoshi Kadota, Tadashi Watabe. Sulfation of environmental estrogens by cytosolic human sulfotransferases. Drug Metabol. Pharmacokin., 17 (3), 221-228 (2002).
難波弘行、 加来鉄平、相良英憲、八重哲司、山本直樹、岡崎彰徳、松田雅夫、難波啓子、名部誠. 岡山県における2009年のスギ・ヒノキ科花粉予想数の検証と2010年の予想数について 中国・四国空中花粉研究会誌 第19号9-16 (2009).
高橋悠,松村久男,飯田美奈子,田中真燈,加来鉄平,村橋毅,河村剛至,超音波懸濁法によるベンザリン®錠の崩壊懸濁性と薬剤安定性に関する研究,日本薬学会第138回年会,3月,金沢 (2018).
髙木翔太,松村久男,酒井駿太朗,飯田美奈子,加来鉄平,村橋毅,河村剛至,中島孝則,自転公転懸濁法による内用固形製剤の崩壊懸濁性および経管栄養チューブ通過性に関する研究,日本薬学会第138回年会,3月,金沢 (2018).
酒井駿太朗,松村久男,髙木翔太,飯田美奈子,加来鉄平,村橋毅,河村剛至,中島孝則,軟膏ミキサー懸濁法による内用固形製剤の崩壊懸濁性および経管栄養チューブ通過性に関する研究,第37回埼玉医療薬学懇話会,大宮 (2017).
岩崎光,松村久男,加瀬裕也,飯田美奈子,加来鉄平,齋藤博,村橋毅,藤原邦彦,松田佳和,ボルテックス懸濁法による固形薬剤の短時間崩壊懸濁性および経管栄養チューブ通過性に関する研究,第36回埼玉医療薬学懇話会,埼玉 (2016).
加瀬裕也,松村久男,岩﨑光,飯田美奈子,加来鉄平,齋藤博,村橋毅,藤原邦彦,松田佳和,ボルテックス懸濁法による錠剤・カプセル剤の短時間崩壊懸濁性および経管栄養チューブ通過性に関する研究,第36回埼玉医療薬学懇話会,埼玉 (2016).
渡辺航平,松村久男,飯田美奈子,笠原華子,加来鉄平,齋藤博,村橋毅,藤原邦彦,松田佳和,超音波懸濁法によるバクタ®配合顆粒の崩壊懸濁性と薬剤安定性に関する研究,第36回埼玉医療薬学懇話会,埼玉 (2016).
新井 裕訓、加来 鉄平、松本 敦也、萩原 義晃、細川 佳紀、中島 正仁、山内 一也、中村 方一、榊原 幹夫、岡田 啓、杉浦 伸哉 地域医療対応型ドラッグストアにおけるリスク委員会の構築について:第21回日本医療薬学会年会 (2011)
中島光業、渡辺苑、 加来鉄平、古川美子 神経堤細胞特異的プレセニリン1欠損による成長ホルモン分泌不全症モデルマウスの作製: 第31回日本分子生物学会年会 (2008)
古川美子、浦野友美、南村美里、中島光業、加来鉄平、古川昭栄 4-メチルカテコールによる神経幹細胞保護作用:第128回日本薬学会年会 (2008)
加来鉄平、小倉健一郎、西山貴仁、平塚明 乳癌治療薬tamoxifenのヒト肝におけるN-グルクロン酸抱合: 第123回日本薬学会年会 (2003)
加来鉄平、小倉健一郎、西山貴仁、平塚明 ヒト特異的な乳癌治療薬tamoxifenのN-グルクロン酸抱合: 第18回日本薬物動態学術年会 (2002)
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