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高校・予備校の先生方へ

出張講義のご案内

日本薬科大学では、出張講義を事前にお申込いただいた高校及び予備校において実施いたします。総合学習の中に取り入れ、進路選択、自分の適性、可能性をさがせるようお手伝いさせていただいております。
テーマは、ホームページ上に掲載されたものに限らず時期に即した題材などご希望がございましたらお申し付け下さい。

出張講義について

日本薬科大学では、高校生の皆さんを対象とした、「出張講義」を実施しております。薬学を学ぶことの楽しさを実感していただくために、一覧に示したテーマについて本学教員が講義いたします。
この取組みは、あくまでも大学の講義を高校生の皆さんに体験していただくためのものであり、大学説明や入試説明中心の進学説明会ではありません。

  • 授業の一コマなどにご活用ください。受講生の人数・学年は問いません。
  • 講義並びに講師派遣にかかる費用は一切ございません。
  • 実施日時や講義内容等は、ご相談の上で決定させていただきます。
  • 派遣講師の日程調整のため、お申込は出張講義希望日の約1ヶ月前までにお願いいたします。
  • 講義時間は、貴校の計画に合わせて調整いたします。

出張講義のお申込方法

希望される講義テーマをお選びいただき「出張講義申込書」に必要事項を記入の上、日本薬科大学広報部門まで、電話又はFAX、メールにてお申込下さい。受け付け次第連絡させていただき、出張講義の日程等の調整をさせていただきます。また、実験を伴う講義については、理科室等の施設を使用させていただくことがあります。詳細はお問い合わせください。 講義テーマにつきましては、時機に即した題材など、一覧以外のテーマについても対応いたしますので、ご希望がございましたらお申し付け下さい。 また、「薬物乱用防止」に関する講義も承りますので、あわせてご検討ください。

お問い合せ先

〒362-0806
[住  所]埼玉県北足立郡伊奈町小室10281 日本薬科大学 広報部門
[連絡先]フリーダイヤル:0120-71-2293 TEL:048-721-1155 FAX:048-721-6718
[担  当]田坂(たさか) E-mail:tasaka@nichiyaku.ac.jp

各講義のご紹介
  • 試験勉強を薬学の視点で斬る!

    生命医療薬学分野・教授 井上 俊夫

    中間試験、期末試験、模擬試験、大学入試そして就職試験。皆さんが社会に出るまでには、実に様々な試験が待ち構えています。
    もちろん、皆さんはしっかり勉強し、体調を整えて試験に挑んでいることと思いますが、時には一夜漬けしたり、風邪や花粉症で薬を服用しながら勉強したり試験を受けた経験はありませんか?
    勉強や試験に影響を与える医薬品、一夜漬けが試験に与える影響、さらに地道な勉強は本当に有効なのかといった様々な疑問に対して、実験動物を使った最新の研究データを駆使して皆さんにわかりやすく解説します。

  • 理系なら知っておきたい化学の基本

    分子機能科学分野・准教授 土田 和徳

    医薬品を学ぶ上で基本となるのは、化学的な性質を理解することです。化学を理解するためには、根本的なことがつながるようストーリーをつくることが重要です。
    なぜ電子対をつくらない場合があるのか、なぜ希ガスの電子配置は安定なのか・・・等々です。
    この授業では、高校化学で学んだ原子の構造と電子配置や周期律を復習しながら、「電子のふるまい」や「プラスとマイナスの引力」でみた大学の化学を紹介します。

  • 地球環境問題を考える

    衛生薬学分野・准教授 村橋 毅

    人類は産業革命以来、環境を汚染し続けて様々な公害を引き起こしてきた。先進国では汚染を防止する法的規制を行い、大気や水はきれいになった。ところが、化石燃料を燃やすことによりできる二酸化炭素が地球を暖めることにより、生態系が変化している。
    地球環境の「今」を考えてみましょう。

  • 化学の力でウイルスを撃退する

    有機医薬品化学分野・教授 原口 一広

    最近、新聞やニュースで「ウイルス」という言葉がよく登場すると思いませんか。人類の歴史はウイルスとの戦いの歴史でもあります。19世紀初頭のスペイン風邪では地球上の五億人の人が感染し、少なくとも二千五百万人以上が死亡しました。また、皆さんはエイズ(後天性免疫不全症候群)、SARS(重症急性呼吸器症候群)、トリインフルエンザをご存知ですか?これらの感染症は新しいタイプに変異したウイルスによって引き起こされます。ウイルスは自分の子孫を作り出す時に、ヒトには無い酵素を利用します、人類はこのウイルス固有の酵素を阻害するお薬を開発し、ウイルスとの戦いを続けてきましたが、ウイルスは変異と言う巧妙な手口を使って、これらのお薬に対抗してきます。したがいまして、これからもヒトと新種のウイルスとの戦いは続くでしょう。核酸化学という道具を用いて、エイズウイルスを撃退するお薬の開発秘話を皆さんに紹介致します。

  • これからの医療を支える仕事
    ~診療情報管理士、登録販売者~

    医療ビジネス薬科学科・助手 太田 友三子

    日本は今、かつてない勢いで少子高齢化が進んでおり医療費の増加が社会問題となっています。
    その医療費の無駄を省くために活躍するのが、診療録を加工、分析、編集し活用できる『診療情報管理士』です。
    また、増加する医療費を抑えるために「セルフメディケーション社会」が推進されており、そのセルフメディケーション推進に欠かせない職業が『登録販売者』です。これからの医療を支えるこれらの資格についてわかりやすく説明します。

  • インターネットで加害者・被害者にならないために

    医療ビジネス薬科学科・教授 村井 保之

    携帯電話やパソコンでインターネットを利用すると、情報や物を簡単に手に入れることができます。
    また、Facebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などで友達の輪を広げることも、情報を発信することも簡単にできます。でも、そんな便利なインターネットですが、正しい知識がないまま利用すると、知らないうちに犯罪の被害者に、それどころか知らないうちに加害者になってしまいます。
    そのようなインターネットに潜んでいる危険を警視庁が作製したビデオで紹介し、被害者・加害者にならないためにどうすれば良いかを解説します。

  • 目で見ることが出来ない生き物についての話
    ~微生物による疾患と予防法~

    教養・基礎薬学部門・准教授 齋藤 博

    私たちの身のまわりには多くの微生物が存在しています。微生物は非常に小さいため肉眼では見ることが出来ず、顕微鏡を使わなければ観察することは出来ません。このようにとても小さな生き物である微生物が私たちにとって必要なのか、それとも必要ないのか、良く知られる微生物について講義します。食中毒の原因となる微生物から身を守る方法そして医療へ貢献している微生物など身のまわりの微生物について学びましょう。

  • 体の中の小さな戦士

    生命医療薬学分野・教授 井上 裕子

    私たちは、つねに細菌やウイルスなどの微生物と戦いながら生きています。その戦いに負けてしまうと、風邪を引いて熱がでたりしてしまいます。この様に微生物と戦ってくれているのが、私たちの体に備わっている免疫機構なのです。免疫力を発揮するためには、いろいろな細胞がそれぞれの役割をこなしながら、抜群のチームワークが必要となります。どんなプレーヤーがどんな役割をして戦っているのかをわかりやすく紹介したいと思います。

  • 健康には何がいい?
    ~健康食品・サプリメント・医薬品のはなし~

    臨床薬剤学分野・教授 中島 孝則

    「健康食品って食べるとからだにいいのかな?」「サプリメントとお薬、どこが違うのかな?」「体調が悪いけどサプリメントで直せるのかな?」「そもそも健康食品ってなに?」そんなあなたの素朴な疑問に答えます。健康食品・サプリメント・医薬品の違い、その選び方とのみ方、健康に過ごすためにはどうしたらいいのか、そして健康を守る薬剤師の役割と薬学の最新事情についてお話しします。

  • 病気を予防する~生活習慣って大事です!~

    衛生薬学分野・教授 樋口 敏幸

    糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満、がん、脳卒中、心疾患などは生活習慣病と呼ばれる慢性疾患です。高校生の皆さんは、「私にはまだ関係ない」、「40代、50代以上の大人の病気」などと思っているのではないでしょうか?しかし、これらの病気の発症には若い頃からの日々の生活習慣(食事、運動、睡眠、飲酒、喫煙など)が密接に関わっていますので、生活習慣病は皆さんにとっても身近な病気なのです。
    ここでは“生活習慣病ってどんな病気?”、“どんな生活習慣が悪い?”、“予防するには?”などについて考えます。

  • 災害医療と薬剤師
    ~今、私達に求められていること~

    臨床薬学分野・教授 松田 佳和

    災害の多い日本において、私たち薬剤師(薬学生)は「何ができるのか?」「何をすべきなのか?」と考えてみる必要があると思います。心ない風評被害や根拠のない不安からの被災者保護、医療チームへの参加、衛生環境の向上等、専門性を活かした貢献が求められているはずです。

  • 地球はくすりの宝庫~自然から生まれたくすり~

    教養・基礎薬学部門・教授 安田 高明

    昔からヒトは、身近な動植鉱物、すなわち天然素材を「くすり」として病気に用い、病を克服してきました。
    さて、私たちが病気になった時に服用している「くすり」の中に、ヒトが人工的に作りだしたもの以外に、天然から発見されたものがたくさんあることをご存知でしょうか?
    出張講義では、病気の治療に欠かすことのできない、自然から誕生したおくすり(医薬品)について、歴史的なエピソードも交えてご紹介したいと思います。

  • 醸(かも)しの科学 ~身体に良い醗酵食品~

    漢方薬学分野・教授 高野 文英

    お酒、漬物、豆腐、納豆・・・全国各地には、その土地に応じた特有の醗酵食品がたくさんあるのをご存知ですか? 我が国が長寿国だった(!?)秘訣は、実は、醗酵食品を程よく摂取していたことが理由の一つだとも言われています。出張授業では醗酵食品がなぜ身体に良いのかについて、科学的に迫ってみたいと思います。

  • “痛み”を科学する
    ~痛みをガマンしてはいけません!~

    生命医療薬学分野/医療ビジネス薬科学科・教授 櫻田 誓

    頭痛、腰痛、生理痛、やけどによる痛みや、末期癌の患者さんに多く見られる癌性疼痛など、“痛み”には様々なものがあります。痛みは、共通の認識をもてる五感とは違い、本人しかわからない感覚であるため、現代医療にあっても痛みを病気の症状の一つにしか過ぎないとする考えが残っています。また、日本では、「痛みを我慢することが偉い!」とする考えがまだ根強く残っているようです。
    近年、痛みを科学的に捉えることが出来るようになってきました。
    痛みは、「症状」ではなく、「病気」そのものなのです。痛みを放っておくと大変なことになりますよ!!

  • クスリがもたらしたもの・もたらすもの

    社会薬学部門・教授 佐藤 卓美

    クスリはよく「両刃(もろは)の剣」と称されます。クスリが多くの命を救ってきたことは疑う余地こそありませんが、反面、薬害や副作用、相互作用などにより尊い命が失われていることも事実です。クスリの光と影を浮き彫りにし、クスリが体内でどのように動き、作用するのかを概説するとともに、クスリの在り方について見直してみたいと思います。また、クスリが我々の日常生活に与える影響なども一緒に考えてみましょう。

  • 蛍光のひみつ
    ~見えないものが科学の眼で見えてくる!~(実験も含む)

    分子機能科学分野・教授 荒井 健介

    "蛍光"って言葉、聞いたことありますよね。蛍光灯、蛍光ペン、などなど。では蛍光とは一体なんでしょう?蛍(ほたる)の光って書くけど、ホタルとは関係あるのかな?お札やパスポート、さらには入浴剤や洗剤にも使われているって本当?実は、"蛍光"という現象は身の周りのさまざまなところで利用されています。それだけでなく、薬学などの生命科学でも、わずかな量のくすり、たんぱく質、DNAなどの量を高感度に測るための手段として広く使われていて、病気の診断や治療に大いに役立っています。そんな興味深い蛍光の世界をのぞいてみませんか!

  • アロマテラピー精油と痛みの軽減の可能性

    臨床薬学分野・教授 勝山 壮

    アロマテラピーでは果物やハーブなどの植物から抽出した様々なエッセンシャルオイル(精油)が人間の生活の質(QOL)の向上、癒しの目的において使用されている。現在、アロマテラピーの分野では多くの精油が使用されている。しかしながら、アロマテラピーに使用される精油や精油成分の疼痛軽減作用の明確な根拠は示されていない。そこで実験結果を交えながらご紹介したいと思います。

  • 災害時医療の薬剤師の活動

    臨床薬学分野・教授 勝山 壮

    東日本大震災などの災害において、緊急時の医療活動について報道が多くなされています。その活動の中で薬剤師が、実際どのように活動していたかまたどのような業務が求められていたかを被災者としてかつ薬剤師の派遣を通してのお話しをします。薬学部の中にも大学で災害時医療について学ぶ機会が求められています。本学で講義を受ける内容についてもご紹介します

  • 糖尿病の薬物治療って?~インスリン製剤を中心に~

    実務薬学分野・講師 石村 淳

    糖尿病は世界的にも増加傾向であり、社会問題となっている病気の1つです。さらに糖尿病は、日本人の死亡原因の1位とされる悪性新生物(ガン)とも深い関わりがあることもわかってきています。糖尿病の薬物治療は、内服薬(飲み薬)と注射薬(自己注射)の大きく分けて2つとなり、その1つである注射薬は、自分自身で注射を行う必要があります。その重要性を理解せずに使用することで、生命に関わることもあります。私たち薬剤師(薬学生)は、そのことを十分に理解したうえで、患者さんに指導しなくてはなりません。出張授業では、糖尿病の薬物治療から自己注射の体験まで、元病院薬剤師としての経験をもとにお話したいと思います。


#テーマにつきましては、このほか時機に即した題材や薬物乱用防止に関するテーマについても対応させていただきますので、ご希望がございましたらお問い合わせください。