3つの伝統医学、違いをご存じですか?
?1.中医
現在、中国大陸および台湾で主に行なわれている、伝統医学をベースとした医学・医療です。 陰陽五行説をベースに、「弁証論治」と言われる、 身体のシステムを中医学的に細かく解釈して薬を選び、加減していく方法が特徴的です。
?2.漢方
古代以来、中国から継続的に日本に渡来した医学が 日本の気候風土や日本人の身体、使える薬の種類や量などに合わせ、 「より、日本で使いやすいように」変化した、日本独自の伝統医学。 「方証相対」といわれる、症状と処方をダイレクトに対応させていくことで 「症状があれば処方が決まる」方法が特徴的です。
?3.韓方
韓医学とも呼ばれます。 日本の漢方と同様に、 古典的な中国医学が朝鮮半島に流入し、 そこで気候風土や使える薬の違いにより、 「韓国で使いやすいように」変化したものです。 中国大陸と地続きなためか、漢方よりは中医に近いですが、中医や漢方に比べ、鍼灸術の重要性が圧倒的に高いことや、独自の民族薬が取り込まれていること、人の体質を大きく四つに分類して治療方針を決める手掛かりにするところなどが特徴。
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