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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

埼玉県立熊谷西高校の理数科生徒が「古土法」による硝石づくりを体験学習しました

 国のSSH(Super Science Highschool)の指定を受けている埼玉県立熊谷西高校の理数科生徒及び自然科学部の生徒の43人が、江戸時代の「古土法」により黒色火薬の主成分である硝石づくりを学びました。

 

 体験学習は延べ4日間にわたりました。本学の野澤直美客員教授と高野文英教授の指導で、江戸時代の古文書に基づいた床下土採り、野澤客員教授の自宅庭での土と木灰の抽出水の取り出しと大釜での濃縮作業、さらに高校での講義で硝石の歴史や複数の硝石製法を学び、実習ではイオン分析、硝石の生成、硝石の酸化実験を体験しました。

 

 生徒たちは江戸期から明治のはじめまでの約300年間にわたり、人々の経験により伝承されてきた「古土法」の奥深さに驚嘆していました。今回の科学と歴史を融合させた硝石づくりの体験学習は、生徒たちに歴史的科学技術を学ぶことの大切を教授させることができました。この体験学習は複数の新聞にも報道されました。