秩父サイエンスアカデミー(研究発表)が行われました
今年で3回目になる「秩父サイエンスアカデミー(研究発表)」が、12月26日秩父看護専門学校の講堂で新型コロナ感染拡大防止のため、入場を30人に限定して行われました。日本薬科大学、非営利活動法人NPUサイエンスアカデミア、秩父樹液生産協同組合、及び非営利活動法人秩父百年の森の主催、埼玉県秩父農林振興センター、秩父市の後援をいただいて開催されました。
日本薬科大学都築稔副学長の挨拶に続いて、秩父の森林や薬木の研究発表や高校生が長年取り組んでいる高校生の研究など5報の発表がありました。発表の内容は次のとおりです。
☆発表1 秩父産キハダはCOVID-19重症化を防ぐ救世主になり得るか?(日本薬科大学大学院 教授 樋口 敏幸)
☆発表2 第3のみつの機能性成分の研究(埼玉県立秩父農工科学高校食品化学科3年新井徹平・今井海貴・荒船真優・粂瑶姫)
☆発表3 建築資材スギ・ヒノキの機能性(日本薬科大学大学院 教授 高野 文英)
☆発表4 生きもの育む田んぼプロジェクト
~田んぼからつながる ひろがる、生きもの、人の輪、地域の輪~(NPO法人かわごえ里山イニシアチブ代表、日本薬科大学非常勤講師 増田 純一)
☆発表5 森林の持つ多面的機能と森林環境に関する研究(NPO 秩父百年の森 理事 斎藤 透)
意見交換では、川越の里と秩父の山に取り組んでいるNPO間のコラボへの期待や「第3の蜜」への質問もあり、高校生が丁寧に的確に会場の質問に答えていました。
コロナ対策で寒い会場の中でしたが、参加者はコートやマフラーを身に着けて熱心に3時間に及ぶ発表に聞き入っていました。