2月3日（水）、本学の動画撮影室で漢方薬学分野の新井一郎教授が「漢方を学びストレス撃退！」というタイトルで1時間半の収録を行いました。対象人数は30名でオンライン講座(配信型) YouTubeとして、令和3年3月1日（月）～令和3年3月14日（日）に配信される予定の講座です。

 

新型コロナ感染症拡大の影響を受け、対面での講座が見送られる中、いきいき埼玉との連携事業の一環として、初の試みである大学連携オンライン講座を開講することになりました。

 

 

はじめに、新井教授の簡単な自己紹介の後1時間の講座を２０分×３チャプターに分けて収録を行いました。

Part1は、新型コロナ感染症とストレスと題して、コロナ渦でのストレス、コロナ太り、増加する精神疾患、自殺などコロナ渦で今起こっていることにフォーカスし、コロナうつチェックシートを活用しながら話をしました。次にPart2では、東洋医学におけるストレスのとらえ方について、一般的にもよく知られている陰陽五行説など中国医学による病気とその治療の考え方を日本漢方の理論と比較しながら分かりやすく解説をしました。Part3では、漢方でストレス撃退！という本題で、新型コロナ感染症のストレスに起因する疾患・症状に対して用いる漢方処方について、具体的な事例を挙げて詳細な解説を行いました。

最後に新井講師から受講生に向けて、漢方には副作用があり、使用に当たっては、医師、薬剤師、登録販売者に相談をするよう注意喚起を促しました。

新井講師の落ち着きのある分かりやすい説明に加えて世界的に活躍する漢方の専門家ならではのエピソードも織り交ぜられ、1時間という長さを感じさせないだけではなく、漢方薬への理解が深まる講座となりました。

 

 

今回の対象人数は30名と限定されますが、オンライン講座に切り替わったことで地域に限定されることなく、幅広い年代層の方に視聴していただけると期待しています。

＊大学連携講座とは、公益財団法人いきいき埼玉が主催となり、県民の多様化・高度化した学習ニーズに対応するために、埼玉県内の大学と連携し、質の高い生涯学習の機会を提供するものです。（資料より抜粋）