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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

マコモ葉の収穫体験に参加しました。

7月10日(土)、川越市にて、NPO団体『かわごえ里山イニシアチブ』が主催するマコモ葉の収穫を体験しました。
マコモ葉収穫体験に本学からは、体験希望の1年生が参加しました。田んぼでは、ぬかるんだ土に足元を取られながらも、専用の鎌を片手にザクザクと心地良い音を立てながら1メートルを超えるまでに育ったマコモ葉を次々と収穫しました。

 

昼食では、同団体の活動の1つにもなっている無農薬コシヒカリを堪能した後、午後からは古民家に移動して、マコモ葉を使った縄ない(縄をなうこと)を体験しました。参加した学生は初めての体験ではありましたが、丁寧な指導を受けながらとても上手に自作のしめ縄を作製することができました。

 

縄ない作業中には、本学から駆けつけてくれた漢方薬学分野の高野文英教授から、土壌菌と腸内細菌との健康に関する話題のミニ講演も即興で行われ、参加学生のみならずNPO会員の方々にとっても改めて食と健康について考えさせられた大変有意義な1日となりました。

 

※マコモとは、イネ科の植物でそもそも稲作農家の雑草でしたが、しなやかで強靭な葉を神社のしめ縄として利用します。また、あまり知られていないのですが、イネ黒穂病菌に感染すると植物の根本が肥大し、この肥大した部分を『マコモダケ』と言って食材にします。マコモダケには黒穂病菌(無毒)の菌核が黒く形成され、古来、この黒い部分を集めて「お歯黒」の炭として利用していたようです。