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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

第2回高校生生化学実習を実施しました。

 10月24日(日)に専門分野への興味・関心を高めることを目的として、第2回高校生生化学実習を実施しました。埼玉県立川越女子高等学校、埼玉県立熊谷女子高等学校の理学系、医薬系上級学校に進学を希望する高校生24名が本学で生化学実習を体験しました。 

 この生化学実習は10月3日(日)の実習に引き続き実施したもので、2回の実習で埼玉県立熊谷高等学校、埼玉県立浦和高等学校、埼玉県立熊谷女子高等学校、埼玉県立川越女子高等学校、埼玉県立本庄高等学校、埼玉県立熊谷商業高等学校の6校43名が参加しました。 

実習のテーマは「抗体の持つ免疫交差性について知ることで変異型コロナウイルスに対するワクチンの有効性について考える」というものです。2種の抗原をSDS-PAGE法で分離した後、同一抗体で2種の抗原の検出操作をすることにより、同じタンパク質であっても種が異なるとアミノ酸配列(タンパク質の表面構造)が異なり、抗体がタンパク質を認識できなくなる可能性を知る実験から、コロナウイルスの表面のスパイクタンパク質に変異が生じることが、ワクチンの効果にどのように影響するのかを科学的に考察しました。 

 参加した高校生は、実験やグループディスカッションを通して、新型コロナウイルスの構造や感染の仕方及び現在日本で接種されている代表的なワクチンであるmRNAワクチンのメカニズムについて理解するとともに変異型コロナウイルスへのワクチンの有効性について深く考える機会となりました。