NEWS 大学からのお知らせ
  1. HOME
  2. NEWS
  3. 「令和3年度 伊奈町学校開放講座・後期③」を開講しました。

大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

「令和3年度 伊奈町学校開放講座・後期③」を開講しました。

 

12月4日(土)、初冬を思わせるような冷たい空気に包まれたさいたまキャンパスにおいて、令和3年度伊奈町学校開放講座(後期)第3回目を対面式で開講し、伊奈町民9名が受講しました。

 

これまで開講された2回の講座に引き続き、「実りの世代を健やかに過ごすための伝統の知恵」講座3回シリーズの最終回では、『健やかに新年を迎えるために~現代のスパイスティーと伝統の屠蘇散~』と題して、糸数七重講師による2時間の講義と実習を行いました。

 

 

今回の講義では、伝統医学の源流である国々から、遥々日本に渡ってきたスパイス本来の使い方や、スパイスとは何か、身体にどのような影響を与えるものなのかについて分かりやすく説明をしました。
実習の前半では、新年を迎える風物詩の一つである「お屠蘇」を取り上げ、「屠蘇散」(酒に漬け込んで新年の縁起物である「屠蘇酒(お屠蘇)」を作るために調合するもの)の由来と内容について、材料となる生薬を一つ一つ確認しながら解説をしました。

 

後半では、スパイス類とお茶やコーヒーをブレンドして作るホットドリンクのレシピと、特別な器具を使用せずに、楽しむことができる方法について紹介しました。

 

 

 

 

コロナ渦のため、残念ながら試飲は出来ませんでしたが、事前に作製した屠蘇散や、自宅でもスパイスドリンクを作れるよう各種スパイス類をお持ち帰りいただきました。

 

受講生の皆様にとっては、3回の講座とも同じ講師、同じメンバーということもあり、和気藹々とした雰囲気の中、糸数先生から配布された生薬を手に取って、物珍しそうに眺めながら、独特な香りを各自確認していました。

 

3回の講義と実習を終えて提出されたアンケートでは、「コロナで実習は制限されたが、その分講義が充実していた」、「薬膳やアロマを身近に感じられて良かった」、「学んだ薬膳料理を作ってみたが、予想以上に美味しくできた」、「薬膳、アロマ、スパイスの知識が広がった、生活にも是非取り入れてみたい」、等多くの喜びの声が寄せられました。

 

今回で、本年度最後となる伊奈町学校開放講座・後期第3回目も、第1回、第2回目と同様に恙なく終了することが出来ました。

 

この場をお借りまして、スタッフ一同心よりお礼を申し上げます。
また次年度以降も伊奈町学校開放講座のアンケートを元に、町民の皆様に喜んで受講していただける講座を開講できるよう務めてまいります。