埼玉県立熊谷西高校のSSHの研修を本学の高野研究室で実施しました
国のSSHの指定を受けている埼玉県立熊谷西高校の理数科の生徒10人(1年生8人・2年生2人)が、6月11日(土)に本学の高野文英教授の研究室において天然物化学の学習と実習を行いました。この取り組みは、熊谷西高校のSSH担当の柿沼孝司教諭からの申し入れで行われたもので、試料は5月13日に高校生たちがNPO秩父百年の森の案内で奥秩父の中津川渓谷で実際に採取したキハダを使って行われました。
内容はキハダに含まれているリモノイドを抽出し薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いて分離・定性を行うというもので、展開溶媒の調整、UVランプ照射により確認、呈色反応での検出など一連の基本操作を熱心に学んでいました。高校生たちはこれから高校で中国産のキハダや奥秩父で採取したキハダを用いた成分の比較研究を行います。