2019年度秩父健康市民大学(3回目)を開講しました。
6月22日(土)秩父看護専門学校において、本学主催の秩父健康市民大学講座(3回目)を実施しました。当日は梅雨空にも関わらず、埼玉県下から市町民44名の皆様が受講しました。
今回の講義は、「漢方薬の実際」と題し、本学の山路誠一准教授が講師を務めました。
健康であるためには身体がどういう状態であるべきなのか? から始まり、漢方の考え方から「気・血・水(き・けつ・すい)」のめぐりや、「陰陽の調和」について、身体の変調(未病)に対してどのような漢方を用いて治すのか、悩みに合わせて選ぶ漢方薬を具体的に例示するという内容でした。
講義後半では、4人一組のグループを作り、8種類の生薬の『味見』を体験してもらいました。生薬の特徴や薬用例を聞き、それぞれの苦みやほのかな甘みを感じてグループ内で話し合うなど、和やかな雰囲気で楽しい講義になりました。
受講者からは、「身近にある商品だったり、実際に生薬の現物を見ることで、とても分かりやすかった」と好評でした。
次回7月6日(土)は最終講義となります。同会場にて、引き続き山路誠一准教授による「漢方薬の実際(後編)~実際に、煎じ薬を調製してみましょう~」を予定しています。