11月26日（土）、公益財団法人いきいき埼玉主催の令和4年度大学連携講座が埼玉県県民活動総合センター3階のセミナーホール2で行われ、シニア層を中心に男女30名が受講しました。

 

 

「お風呂博士」としても知られる石川泰弘特任教授（スポーツ薬学コース）が、『お風呂博士が教える究極の入浴術～美しく健康な毎日を過ごそう～』と題して、1時間半の講義を行いました。

 

 

今回の講座では、入浴習慣のある日本人にも意外と知られていない入浴効果について、睡眠や肌ケアに役立つ情報を中心に、分かりやすく説明をしました。

 

 

初めに、入浴の3大効果(浮力、温熱、水圧)や温熱が与える自律神経への影響について詳細の説明を行い、併せてお風呂の効果、入浴時の注意点等についても話をしました。続いて、入浴剤の分類や安全性と安定性について触れ、誤った取り扱いをしないよう注意喚起をしました。最後に、良質な睡眠をとる際のポイントとして、いくつかの事例を元に解説をしました。誰もが美しく健康な毎日を過ごすために心掛けたい点として、石川先生は「是非お風呂と睡眠をセットで考えてほしい」と結び、受講生の皆様は直ぐにでも実践できる様々な方法のレクチャーを受け、とても満足そうな表情を浮かべていました。

 

 

 

受講生の皆様は、「お風呂博士」の石川先生ならではの目からウロコといった話の内容に、何度も頷きながら、熱心にメモを取る姿がとても印象的でした。時折、石川先生のユーモアを交えた話に、クスクス笑いが聞こえるなど終始和やかな雰囲気に包まれていました。

 

講義後に設けられた質疑応答コーナーでは、「年代別の睡眠時間について」「家族風呂の温度設定を一定にしているが、自分だけぬるく感じられる時の対処法について」、「健康維持のためによく温泉に行くが、効果的な温泉の入り方について」など会場から次々に多くの質問が投げかけられ、石川先生はその一つ一つに丁寧に受け答えをしていました。

 

＊大学連携講座とは、公益財団法人いきいき埼玉が主催となり、県民の多様化・高度化した学習ニーズに対応するために、埼玉県内の大学と連携し、質の高い生涯学習の機会を提供するものです。（資料より抜粋）