今井菜美先生が秩父健康市民大学講座を締め括り、都築稔副学長が修了式を行いました。
11月26日(土)、秩父看護専門学校で令和4年度の第4回目、最後の日本薬科大学秩父健康市民大学講座が開講され、管理栄養士の資格を持つ医療ビジネス薬科学科栄養薬学コースの今井菜美助教が「骨の健康と食事」と言うテーマで講演しました。
今井先生の講演は「体を支える」「運動の支点になる」「内臓を守る」「血液を作る」「カルシウムを蓄える」といった「骨の役割」の紹介から始まり、「骨吸収」と「骨形成」からなる「骨の新陳代謝」について説明しました。
先生の講座では、受講者に体格指数(BMI)を算定してもらい各自の状態と目標とする数値を比較したり、前日の食事を思い出して「食事バランスガイド・ダイアリー」を作成して各自の食生活をチェックしてもらう時間を設ける等、参加型の講座を進めました。その上で、一日に「何を」「どれだけ」食べたら良いか、「バランスの良い食事」や、「骨粗鬆症予防」「骨質劣化予防」として接種すべきビタミンやカルシウムの摂取基準と食事、そして「運動」も大事として、歩行量を保つ「ウォーキング」や「足・腰の動作」などを紹介しました。
質疑応答では、「サプリメントの摂り方」「牛乳と豆乳と大豆の代替性」「カップラーメンのリンの接種」などについて、多くの質問が寄せられました。
今井先生の講演終了後、今年度の締め括りとして、都築稔副学長から修了に当たっての挨拶を行い、全4回の講座の内3回以上出席された受講者一人一人に修了書をお渡しして、今年度の日本薬科大学秩父健康市民大学講座を修了しました。