12月10日(土)、鴻巣市役所前の「にぎわい交流館（愛称『にこのす』）で漢方研究部の学生4名が提案し、当該施設を管理・運営するアイル・コーポレーションがレストランで提供するメニューの試作品の2回目の試食会が開催されました。

　遡ること8月3日（水）に当該事業の初度の打合せをZoomで行い、9月8日(木)に学生達が、漢方の「食養生」の考え方にある「五味（ごみ）」「五性（ごせい）」を意識した「野菜スープ」「冬野菜のメイン料理」「和風スイーツ」「健康ドリンク」のメニュー（案）を考案し、商工観光課へ提出、10月8日(土)に1回目の試食会で意見を出し、改良を加えることとしていたものです。

　この日は、学生の提案を調理の専門家による更なる改良が加えられた試作品がほぼ完成品として提供されました。

 

 

　試作品の「里芋のハンバーグ」には、「もっちりとした食感で、とても美味しい。」、「里芋感が感じられないのが却って残念で、里芋の主張が欲しい。」などの意見が出されました。

 

 

 

 

　また、「ミネストローネ」には、「ゴロゴロ野菜の具材が多くて嬉しい。」と大変満足した感想が寄せられました。

　更に、学生提案の「夏野菜スープ」からプロによって進化した「ガスパチョ風冷製パスタ」には、「さっぱり感は残して、オリーブオイルの主張を和らげて欲しい。」との、やや辛口の評価もありました。

 

 

　最後に学生提案の「抹茶ロールケーキ」が、女子栄養大学の学生が昨年考案した「もちぽこワッフル」を使って進化したデザート「抹茶のもちぽこワッフル」には、「圧倒的なボリューム感に大満足。」「大沢牛乳のアイスと粒あんを添えたのが良い。」とした女子の意見に対し、男子からは「ハーフサイズで十分。」「黒豆茶とのセットが良い。」などの意見が述べられました。

 

 

 

 

　今回、寄せられた意見を参考に、更なる改良が進められる運びとなりました。

　次回は、学生達の後期の試験後の２月中旬以降に「メニューの名称」「メニューの紹介ＰＯＰ」を検討することとして閉会しました。