川口市立生涯学習プラザ主催「漢方薬学入門講座」の第2回目を実施しました。
2月4日(土)、川口市立生涯学習プラザにて、「漢方薬学入門講座」第2回目を実施しました。
本講座は、川口市立生涯学習プラザ主催で、漢方の歴史や西洋医学との違いと考え方を学び、漢方薬の材料や日本独自の発展などについて理解を深め健康的で充実した生活を送るために漢方薬学の正しい知識を得られるよう企画したもので、全2回の講座です。
第2回目となる今回は、漢方薬学分野の藤原裕未講師が登壇し「漢方薬のもとになる生薬を知ろう」と題し90分の講座を行いました。
まず初めに、漢方薬の剤形や、「薬用植物」「生薬」「漢方薬」のそれぞれの言葉の意味を説明され、漢方薬や生薬の基本をわかりやすくお話しされました。
次に、葛根湯を構成する7種類の生薬とそれらの元となる植物の紹介がされました。また、講座中には、原形生薬の展示と刻み生薬の配布があり、においや味などの五感を使いながら生薬を知ることができました。葛根湯は身近な漢方薬のひとつですが、配剤される生薬を見る機会ほとんどないので、皆さんとても珍しそうに観察しておられました。
今回は募集定員32名のところ、100名を超えるお申し込みがあり、漢方薬学への関心の高さが伺えました。真剣に耳を傾けながら、メモを取り、楽しく学んでいただけたと思います。