3月22日(水)、鴻巣市役所前の「にぎわい交流館（愛称『にこのす』）で女子栄養大学の学生5名と本学の漢方研究部の学生5名がそれぞれに提案し、当該施設を管理・運営するアイル・コーポレーションがレストランで提供する新メニューの最終報告会が開催されました。

　遡ること8月3日（水）に最初の打合せをオンラインで行った後、本学の学生達は、9月8日（木）までに漢方の「食養生」の考え方にある「五味（ごみ）」「五性（ごせい）」を意識した「野菜スープ」「冬野菜のメイン料理」「和風スイーツ」「健康ドリンク」のメニューの案（アイデア）を考案し、商工観光課へ提出、10月8日(土)と12月10日（土）の2回の試食会で学生が意見を出し、アイル・コーポレーションに改良を加えて頂き、完成したものです。

　この日は、この事業を主管された鴻巣市環境経済部の髙坂部長の挨拶に始まり、商工観光課から、これまでの活動概要を改めて紹介し、協働して取り組んできた事業を振り返りました。

　次に、完成した新メニュー一つ一つについて、提案した学生が、そのコンセプトを紹介し、考案当時の苦労話しやこの事業に取り組んだ感想などを紹介しました。また、提供された学生のアイデアを商品化したアイル・コーポレーションからも、学生の提案を活かしつつも商品へと繋げる際に苦労された話も紹介されました。

　その後、完成したメニューの一部を試食し、次年度の新たな事業への協力を約束して、解散となりました。

　完成した新メニューは早ければ新年度早々に「にぎわい交流館（にこのす）」で提供される予定です。両大学の学生が参画して作り上げた新メニューを是非、お召し上がり下さい。