高校生のための一日薬剤師体験教室を開催しました
7月28日(金)に埼玉県薬務課と本学との共催で開催する「高校生のための一日薬剤師体験教室」を開催しました。今年で13年目、11回目(令和2,3年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止)を迎え、埼玉県内在住または埼玉県内の高等学校の生徒60名が参加しました。
はじめに、岡地哲也薬務課長と松田佳和学部長が挨拶し、講義がスタートしました。
体験教室は、薬務課職員による「薬の適正使用」についての講義に始まり、次いで、松田薬学部長が体験学習の全体説明を行い、その後6個グループに分かれ、本学教員12名と学生スタッフ8名による4種類の体験学習と薬用植物園と漢方資料館の研修を行いました。
高校生達は、手洗いチェッカーLEDを使用して手指の消毒・洗い方による効果を学ぶ「手洗い」、処方箋の読み方や処方箋に基づいて粉薬の秤凌と分包を学ぶ「散剤調剤」、軟膏の混合と軟膏容器への充填を学ぶ「軟膏調剤」、クリーンルーム、クリーンベンチを使用した無菌注射調剤を学ぶ「無菌調剤」を体験しました。
体験学習の後に、参加した高校生に向け、薬学科5年の小池光陽さんが、本学の概要と学生生活について紹介し、参加生徒に修了証を交付し、最後に松田薬学部長からの挨拶で締めくくりました。
この体験教室を通して、薬剤師の仕事の内容を理解し、将来の薬剤師が生まれることを期待するとともに、普段は交流することのない高校生達の新たな交流の場を提供することができたと思います。