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大学からのお知らせ【さいたま / お茶の水】

高大連携事業「高校生遺伝子解析実習」を実施し、96名の高校生が参加しました

8月1日(火)、4日(金)、5日(土)の3日間、高校生の専門分野への興味・関心を高めることを目的として、高大連携事業の「高校生遺伝子解析実習」を実施しました。この3日間の実習には、埼玉県立熊谷女子高等学校、埼玉県立川越女子高等学校、埼玉県立熊谷西高等学校、埼玉県立本庄高等学校、順天高等学校、浦和学院高等学校、山村国際高等学校、埼玉栄高等学校、昌平高等学校、大東文化大学第一高等学校の10校から96名の生徒が参加しました。

 実習は、生命医療薬学分野の岡田直子講師の指導の下、「PCR法の応用によるToll様受容体(TLR)の発現解析」のテーマで実施しました。

 

 実習では、遺伝子の増幅法のひとつであるRT-PCR(Reverse-Transcription PCR)法を用いて、培養気道上皮細胞のToll様受容体(TLR; Toll-Like Receptor)の遺伝子発現を調べました。TLRは、近年、病原体のセンサー分子として、生体防御反応における重要性が多数報告されているものです。今回はこの培養細胞からのRNA抽出、PCRを用いた遺伝子増幅、電気泳動による検出の原理を学び、この一連の流れを実習で体験しました。

 参加した高校生は、PCR法や電気泳動の技術を学び、TLRの病原体に対する遺伝子発現について考える良い機会となりました。