11月1日（水）、鴻巣市役所に隣接する「にぎわい交流館『にこのす』」で漢方研究部の学生5名が提案し、『にこのす』を管理・運営するアイルコーポレーションがこの施設内のレストランで提供する新メニューの試食会が開催されました。

　遡ること6月17日（土）に鴻巣市商工観光課、アイルコーポレーションと本学の学生らが初度の打合せをZoomで行い、事業概要の説明と学生に検討してもらいたいメニューに使用する食材が提示されました。その後、学生達は、漢方の「食養生」の考え方にある「五味（ごみ）」「五性（ごせい）」を意識した「スープ」「メイン料理」「サラダ」「ドリンク」「スイーツ」「弁当」を考案し、8月18日（金）の第2回目のZoom会議で提案と説明を行っていました。

　この日は、学生が提案したメニュー案を基に調理の専門家による試行錯誤の末に生まれた試作品が提供されました。学生が提案した「たまごチャーハン」と「スープ」が「薬膳スープ＆たまごのせライスチャーハン風」に大きく変身して試作されるなど、工夫の凝らされた試作品が並べられました。

　学生からは、酸味、塩味、甘味などの味覚、料理のボリューム、具材のバランスや組み合わせ、生卵を目玉焼きに変えてはなど、様々な質問と意見が活発に出されていました。

　土本館長から学生に「料理名」と「ポップ」の検討を宿題とされ、また、更なる試作を行い、1月中下旬に第２回目の試食会を予定することとしてこの日の試食会を終えました。