科学分野における連携協定を締結している埼玉県立常盤高等学校の看護科3年生72名の生徒が12月12日に本学で特別講義・実習を受けました。

午前中に高野文英教授、糸数七重講師による漢方資料館実地研修、山路誠一教授、藤原裕未講師による薬用植物園実地研修及び福嶋仁一講師による「アルコール代謝とSNP」の講義・実習が実施されました。午後には、篠田典子助教による「知っている？輸入感染症」及び齋藤博准教授による「がん細胞の増殖と抗がん剤」の講義が実施されました。参加した常盤高等学校の生徒は、薬学の専門的な知識を今後の看護師に向けた学習に生かすべく熱心に講義に臨んでいました。

常盤高等学校は、本県唯一の看護科のみで構成される高等学校で、看護科を卒業後は、ほとんどの生徒が同校に設置されている看護専攻科に進学します。医療関係異業種の高等学校と大学の連携はお互いに得るものが多く、今後さらなる連携の深化が期待されます。