台湾短期研修留学を実施しました
2024年3月11日〜19日の9日間、日本薬科大学・第一薬科大学合同にて、学生21名が参加し、台湾短期研修留学を実施しました。
本学は台湾全土に多くの提携校を有しますが、今回はそのうち、台北の国立陽明交通大学および台中の中国医薬大学、台南の嘉南薬理大学を訪問、各大学の学生の皆さんと交流を行いました。昨年の研修留学およびサマープログラムから学生同士の交流が続いてきていることもあり、すぐに打ち解けて実り多い時間となりました。
また、陽明交通大学に隣接する国家中医薬研究所の生薬博物館を見学。貴重な中医薬の資料の数々について詳細な解説をいただいたほか、台湾原住民の間で使われてきた薬草についても学びました。また、伝統的な中薬局を移設した展示についても案内していただけました。
中国医薬大学では、附属病院にて、西洋医学と中医学の双方の双方の薬局を見学。IT化がどの領域においても進んでいることや、中医薬局で行われているエキス製剤の調合と伝統的な生薬加工や煎じ薬作製について知ることができました。また、生薬学の講義や実習では、日本とは異なった生薬の種類や使用方法について学びました。
嘉南薬理大学では、実習施設を見学させていただきました。台湾で流通しているOTCや中薬の模擬薬局を見学し、生薬鑑定試験に備えるための事前学習の体験などもさせていただきました。
そのほかにも、台北で生薬店街として知られる廸化街の見学、故宮博物院見学、日月潭観光、台湾茶工場見学など、文化研修も行うことができ、充実した9日間となりました。