高校生一日薬剤師体験教室を開催しました。
日本薬科大学と埼玉県薬務課の共催で恒例となった「高校生一日薬剤師体験教室」を、8月22日(木)本学で開催しました。今年で9回目を迎え、埼玉県内の公私立高等学校の生徒、男女合わせて36名が参加しました。
はじめに、芦村達哉薬務課長と安西和紀学部長が挨拶し、講義がスタートしました。
まず、薬務課職員が「薬の適正使用」について講義し、その後グループに分かれ、本学教員と学生スタッフ8名による5種類の実習を行いました。処方箋の読み方や処方箋に基づいて散剤の調合を学ぶ「散剤調剤」、体内で薬がどのように変化するかを確かめる「溶出実験」、軟膏の作り方や塗り方、クリームとの違いを学ぶ「軟膏調剤」、点滴に使う薬液を無菌室で調剤する「無菌調剤」実習を体験。「漢方実習」では、漢方資料館で生薬標本、薬学関連史料を見学し、薬用植物園で実際の植物を目で見て学びました。
最後に、参加した高校生に向け、薬学科5年・武田実樹さんより、本学概要と学生生活について語ると共に、エールを送りました。
また、当日はマスコミ各社からの取材もあり、官学連携の充実したイベントとなりました。
アンケートには、「この体験教室を通して、薬剤師の仕事の内容が理解でき、将来に向けて参考になりまし普段薬剤師の方々が行っている仕事の内容を体験できて、とてもよい経験になった」や「点滴薬の調剤なども薬剤師が関わっているとは思わなかった」など、この研修を通して沢山のことを学び取ると同時に、高校生同士の交流も深める良い機会となりました。