高校生のための一日薬剤師体験教室を開催しました
7月26日(金)に埼玉県薬務課と本学との共催で開催する「高校生のための一日薬剤師体験教室」を開催しました。今年で14年目、12回目(令和2,3年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止)を迎え、埼玉県内在住または埼玉県内の高等学校在学の生徒54名が参加しました。
はじめに、岡地哲也薬務課長と大学院研究科長の松田佳和教授が挨拶し、講義がスタートしました。
体験教室は、薬務課職員による「薬の適正使用」についての講義に始まり、次いで、松田教授が体験学習の全体説明を行い、その後6個グループに分かれ、本学教員15名と学生スタッフ9名による4種類の体験学習と薬用植物園と漢方資料館の研修を行いました。
高校生達は、散剤の秤量と手分包と誤差を学ぶ「散剤調剤」、軟膏の混合と軟膏容器への充填を学ぶ「軟膏調剤」、クリーンルーム、クリーンベンチを使用した無菌注射調剤を学ぶ「無菌調剤」、分包と薬袋記載の説明などの服薬指導を学ぶ「計数調剤」を体験しました。
体験学習の後に、参加した高校生に向け、薬学科6年の小池光陽さんと薬学科3年の渡邉秀翔さんが、本学の概要と学生生活について紹介しました。最後に参加生徒に修了証を交付し、臨床薬学部門長の樋口敏幸教授からの挨拶で締めくくりました。
この体験教室を通して、薬剤師の仕事の内容を理解し、将来の薬剤師が生まれることを期待するとともに、普段は交流することのない高校生達の新たな交流の場を提供することができたと思います。
テレビ埼玉: https://www.youtube.com/watch?v=pWc_a9skc34