埼玉栄中学高等学校医学選択コースの生徒が総合的な探究「医療」を受講しました
10月5日(土)、包括連携協定を締結している埼玉栄高等学校医学選択コースの生徒が、薬として使われている天然物に含まれる有効成分を抽出する実習を行いました。
胃腸薬や漢方薬として使うキハダ(ミカン科)という植物の樹皮(生薬名「黄柏」)から抗菌性を示す成分を結晶化して抽出し、その成分の確認を行いました。天然物化学は、医療の中でも化学分析の強みを活かせる薬学ならではの研究分野であり、合成医薬品の原点を知る学問でもあります。
今回の実験を通して、生徒たちは、天然物から有効成分を抽出・分析する一連のプロセスを体験し、面白さや奥深さを実感することができたでしょう。また、この実験は、将来、医学や薬学の道に進みたいと考えている生徒たちにとって、貴重な学習経験となったはずです。