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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

美里町特産の「エゴマ」に関する研究成果が学術論文になりました

 本学臨床薬学分野博士課程4年に在籍する齊藤貴弘さん(研究指導:松田佳和教授・前田智司教授・高野文英教授)は、これまでエゴマの健康機能性に関する研究を行ってきました。本研究では、健康に良いとされるエゴマについて、シソの種子と抗炎症作用および有効成分を比較する実験を実施しました。

 

 その結果、本学と連携協定を結んでいる埼玉県児玉郡美里町で栽培された白エゴマが、シソの種子と同程度の抗炎症作用を示すことが明らかになりました。この研究成果は、学術誌『応用薬理』の英語版 Pharmacometrics に掲載されました。

 

 自治体と連携して特産品を研究し、その成果が学術論文として発表されるのは本学初のことです。本成果は、地域産業の活性化や健康食品分野への応用が期待されます。

 

T.Saito, et al., Comparative Analysis of Constituents and Anti-Inflammatory Effects of Seeds from Perilla frutescens var. crispa f. purpurea and Perilla frutescens var. frutescens. Pharmacometrics, 107 (3/4), 81-87, 2024.

オンライン検索:メディカルオンライン(年明け1月より検索可能)

https://mol.medicalonline.jp/archive/select?jo=ef4oyoya

 

 

研究成果の概略図

 

 

美里町のえごまで作ったエキス

 

 

成分分析する博士課程の齊藤さん

 

 

炎症反応を調べる実験をする齊藤さん