鴻巣市データヘルスゼミナールの学生が鴻巣市役所で卒業研究結果を発表しました
2月13日(木)鴻巣市役所で、鴻巣市の国保年金課から提供されている特定健康診査の受診データを分析した医療ビジネス薬科学科4年生の松澤利弥君の卒業研究の発表が行われました。
この発表は、被保険者(市民)を含む国民健康保険運営協議会の委員、国保年金課、総合政策課及び健康づくり課の職員など、約20名によって聴講されました。
発表は「特定健診受診率の向上の課題と解決策の検討」と題し、鴻巣市の地理的な特性や地域別の属性等に着目して、医療機関の受診率、高齢者の割合、入院医療費、外来医療費、健診結果と特定健診受診率との相関関係を分析し、特定健診の受診率向上に向けた対策を提案しました。
発表の後、聴講して頂いた方から学生へ、特定健診を受ける住民の視点での示唆に富んだ質問や今後の研究に活かせる建設的なフィードバックがあり、この研究を実際の保健事業にどう活かしていくかについて具体的な提案や今後の展望も頂きました。この発表の場は、学生及び指導教員にとって、大変意義深いものとなりました。
また、この研究成果は、国保の被保険者全戸に配布される「国保だより」に掲載されました。鴻巣市と日本薬科大学が共同で、地域の課題解決に取り組む意義を一層実感できる研究となりました。