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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

上尾市大谷公民館講座で薬膳実習を行いました。

 9月4日(水)、本学実習室にて、大谷公民館講座を行いました。テーマを「実生活に活かせる漢方」とし、漢方薬学分野の糸数七重先生が講師を担当しました。今回は薬膳の一種である「四神湯(ししんとう)」を調製する薬膳実習を行い、14名の上尾市民の方が参加しました。

 

 四神湯は元々汁様薬膳として構成された台湾生まれのレシピで、構成生薬には茯苓(ブクリョウ)、山薬(サンヤク)、薏苡仁(ヨクイニン)、茨實(ケツジツ)を含みます。今回のレシピでは蓮子(レンシ)、川芎(センキュウ)という2つの生薬と、小松菜、白もつ、シイタケを追加しました。温熱による身体の疲れを取り除く薬膳として、台湾では日常的に食されています。
 スープを煮込む間、「薬膳」に関する講義を行い、薬膳の歴史、目的、四季や気候との関連性や、今回のスープに用いられている生薬について解説しました。

 

 講義終了後、夏の暑さで溜まった疲労を癒すように、煮込み終えた完成品に舌鼓を打ちました。
参加者からは、「生薬に白もつとシイタケが良く絡んでおいしい。薬とは思えない。」「大学の緑を見ながらだからなおさら美味しく感じます。」と好評でした。