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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

埼玉県立常盤高等学校との「大学連携特別講座」を開催しました。

 9月17日(火)さいたまキャンパスにおいて、今年も埼玉県立常盤高等学校との高大連携事業の一環で看護科3年生78名が終日、薬理学基礎の講義・実習を行いました。
 同校は全国的にも珍しい5年一貫(看護課程3年に加えて専攻課程2年)の看護師養成課程を持つ高等学校です。昨年度まで指定を受けていた文部科学省認定SPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール)研究指定は終了したものの、共に医療人を育てる教育機関として本学との相互教育支援を継続したいとの同校からの強い意向を受け、今回が5回目の開催となりました。


 開講にあたって安西和紀学部長が挨拶し、講義が始まりました。
 午前は、茅野大介准教授による薬理学の基礎Iの講義で、クスリが人体にどのように作用していくのかを学び、続いて山路誠一准教授による漢方・薬用植物講座で、薬用植物と医薬品の関わりや、医薬品と食品の違い、また天然由来医薬品とその作用について学びました。
 午後は、齋藤博准教授と学生支援スタッフ2名による薬理学実験講座で、アルコールパッチテストを用いての、アルコールを体内に取り込んだ後の吸収や体内代謝の仕組みや、酵素が熱によって変質する模様の観察を、また、佐藤卓美教授による薬理学の基礎IIの講義では、クスリの持つ主作用と副作用、飲み合わせによるクスリの相互作用、薬害による人為的な過ちや薬物乱用の怖さについて学びました。

 常盤高校の生徒たちは真剣な眼差しでノートを取るなど、終日意欲的に受講していました。本日の特別講座を通じ、立派な看護師になることを期待しています。医療系高大連携の充実したイベントでした。