埼玉県・クイーンズランド州姉妹提携35周年を記念した、埼玉県クイーンズランド訪問（10月15日〜19日）の際に、日本薬科大学（学長：丁宗鐵）は、オーストラリアの名門グリフィス大学（学長: Henry Smerdon AM）と、10月17日に学術交流協定を締結しました。

　グリフィス大学は、クイーンズランド州のブリスベンとゴールドコーストに計５つのキャンパスを持つ、オーストラリア最大規模の州立大学です。同大学のネイサンキャンパスには、海洋資源や植物由来のネイチャーバンクが併設され、そこから薬の原料を探索する「天然物化学」の研究が世界的に有名です。

　日本薬科大学は、日本で初めて漢方薬学科を設置するなど、伝統医学に力を入れており、2020年度から大学院を開設して、研究活動を強化します。両大学とも共通の特長を有し、学生や教員の相互交流、日豪共同での創薬研究（海洋資源や植物からの有効成分の探索等）、新たな取り組みが期待されます。

 

※グリフィス大学の概要（2019年10月現在）

　1971年開学。5つのキャンパスに約5万人の学生が在籍しており、これまでに20万人の卒業生を輩出している。約130ヶ国から集まった8500人以上の留学生が在籍し、世界各国から留学生を積極的に受け入れている。最新の各種世界ランキングで250位前後、上位3%にランクインし、アジア研究、環境科学領域が強いことが有名で、国内でも規模、教育研究レベルが高い大学として急成長している。薬学部を含めた医療領域はゴールドコーストキャンパスに立地し、同キャンパス内に、グリフィスヘルスセンター、ゴールドコースト大学病院など、最先端の医療施設も整備されている。

名　称：グリフィス大学 (Griffith University)

所在地：（ネイサンキャンパス）170 Kessels Road Nathan, Qld 4111 メインキャンパス

　　　　（ゴールドコーストキャンパス）Parklands Dr Southport, Qld 4215　薬学部や病院が立地

学　長：Henry Smerdon AM　　

設　立：1971年