伊奈町 頭殿権現社内にて散策路整備イベントが開催されました。
2月16日(日)、伊奈町町制施行50周年記念散策路整備イベント「伊奈備前守忠次公によるまちづくり~忠次公の功績を学び、散策路を作ろう~」が開催され、本学職員が参加しました。
忠次公は、町名の由来となった人物で、家康に仕え、治水、土木、開田をすすめ、住民の生活安定に貢献した人物です。現在の小室字丸の内に陣屋を構え、関八州の天領を治め、検知の実施、中山道その他の宿場の整備、備前堀の構築、荒川や利根川の改修など、関東各地で事業を手がけ江戸繁栄の基礎を築きました。
当日は、冷たい雨が降りしきる荒天の中、170名の方々が頭殿権現社敷地内に集合し、町長のご挨拶の後、散策路整備、障子掘発掘現場見学会に参加しました。会場内では、テレビ等マスコミの取材も行われていました。
参加者は動きやすい服装に軍手、マスク、雨合羽といった出で立ちで、班毎に分かれ班長の指示の下、足元に注意しながら散策路を整備しました。ウッドチップの山を丁寧に少しずつ崩して撒きながら熊手などの道具を使って徐々に均していきました。1時間ほどの作業を終えた後、忠次公が、天正19年(1591)小室の地に築いた陣屋跡で、障子掘現場を見学しました。皆、解説者の話に興味深く聞き入っている様子で、その都度複数の見学者から質問も投げ掛けられていました。
昼食は、伊奈町のお米を使ったおにぎり2個とおかず、それに冷えた体を温かくしてくれる激アツの豚汁と地元丸の内地区の皆さんがほっくほっくの焼き芋を振る舞ってくれました。
天候不良の為、恒例となっていたクイズや閉会式は行われずにイベントは終了しました。短時間でしたが、偉大なる忠次公の功績に想いを馳せるとともに町民同士の交流を深められる絶好の機会となりました。