11月7日（土）、澄み切った青空の広がるさいたまキャンパスにおいて、令和2年度伊奈町学校開放講座（後期）第1回目を対面で開講し、町民等25名が受講しました。

　今回は、『ちゃんと知っておきたいワクチンのはなし』というタイトルで渡邉 峰雄 教授による1時間の講義を行いました。

　コロナ禍での開講ということもあり、受講生の皆様には、検温、手指の消毒、マスク着用、体調確認、十分なソーシャルディスタンス維持にご協力をいただきました。

 

 

　渡邉 先生の穏やかで静かな語り口調の自己紹介のあと、早速、本題に入りました。
　長きに亘るワクチンの歴史をわかりやすく紐解きながら、基本的な理解を深めた後、身近に存在するはしかやジフテリア、ポリオ、百日咳にも触れ、更に「ワクチンとは何か」について、成分、分類、特殊性、利点等具体的な事例を列挙しながら解説をしました。

　最後に、ワクチン開発の未来やＣＯＶＩＤ-19ワクチンの開発について大変興味深い話がありました。

　今や世界中で安心して使用できる新型コロナウイルスワクチンの開発が待たれる中、あらゆる疾病の予防、治療をも見据えたワクチンの未来は、人類の希望となり得るという明るい話で締め括られました。

　受講生の皆様は、一心にメモを取ったり、大きく頷いたり、感染症の専門家である渡邉 先生の話を真剣な表情で聞き入っていました。　

　講義後のアンケートには、「受講できて本当に良かった」、「ワクチンについて正しい知識が身についた」、「ワクチンについて理解が深まった」など、感染拡大の状況を憂慮しつつも参加した受講生から、多くの喜びの声が寄せられました。

 

 

 

 

次回の伊奈町学校開放講座・後期第2回目は、11月21日（土）10時より、木村 正幸 客員　教授による『賢い薬局の利用方法』という演題で講座を予定しています。

皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしています。