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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

「令和2年度 伊奈町学校開放講座・後期②」を開講しました。

 

11月21日(土)、かなりの強風に枯れ葉が舞うさいたまキャンパスにおいて、令和2年度伊奈町学校開放講座(後期)第2回目を対面で開講し町民等19名が受講しました。

今回は、『賢い薬局の利用方法』という演題で木村 正幸客員教授による1時間の講義を行いました。

受講生の皆様には、万全の感染症対策のもと、安心して受講していただくために第1回目に引き続き、検温、手指の消毒、マスク着用、体調確認、十分なソーシャルディスタンス維持にご協力をいただきました。

 

 

講義を始める前に、木村講師からこれまでの歩みや現在のライフワークなど簡単な自己紹介があり、本題に入りました。木村先生は、自らが薬剤師であり、これまで製薬会社、アメリカでの研究生活、大学学部長の教職、保険調剤薬局の顧問等の経歴を通し薬局業界に関して深い見識があります。
一旦、講義が始まると柔和で優しい語り口調でありながらも鋭い切り口で専門家ならではの医療の課題についても踏み込んだ話が印象的でした。

 

 

また木村先生は、受講生に親近感を抱いてもらうために、自らを「病気のデパート」と称し、地元伊奈町にもかかりつけ医がいることを明かされました。講義の前半は、医療体制・制度や薬局の変化について、医薬分業が進んだ背景から改めて薬局や薬剤師の在り方に触れられました。後半は、薬局への疑問・質問と題して、受講生の皆さんの身近な問題でもあるかかりつけ薬局、薬剤師のメリット、お薬手帳の電子化等についてQ&A方式で回答をしました。

 

 

最後に木村先生は、高齢者で持病があってもうまく病とつきあって人生を謳歌することが出来ると力強くお話をされ、未病のうちにこそ何でも相談できるかかりつけ薬剤師を早く見つけて欲しいと結びました。

受講生の皆様は、時折、木村先生のとっておきの裏話に驚いたり、うんうんと大きく頷いたり、笑い声が聞こえるなど終始和やかな雰囲気の講義となりました。

 

 

講義後のアンケートには、「かかりつけ薬剤師に関して理解が深まった」、「薬局についてのイメージが変わった」、「薬局の役割を知ることが出来て良かった」、「裏話が面白かった」、「人と話す機会がない中で開放講座を受講できて嬉しい」などリピーターが多い講座ならではの喜びの声とともに貴重なご意見も寄せられました。

次回で、本年度最後となる伊奈町学校開放講座・後期第3回目は、12月5日(土)10時より、井上裕子教授による『抗加齢学のすすめ』という演題で講座を予定しています。

皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしています。