登録販売者
薬剤師に次ぐ薬のスペシャリスト登録販売者
「登録販売者」とは2009年から施行される改正薬事法の中で定められた一般医薬品販売の専門家のことです。一般医薬品は使用上のリスク(副作用)により、第一類、第二類、第三類に分類されていますが、このうち登録販売者の資格取得によって第二類、第三類の医薬品販売が可能となります。
資格を取得するには、都道府県知事が行う資格試験に合格する必要があります。
日本では医師・薬剤師と登録販売者だけが薬を扱うことが許されています。
- ドラッグストア等、さまざまな小売業への就職が有利になる
- 医薬品流通業への就職が有利になる
- 収入に資格手当がプラスされる
登録販売者の資格取得で、ビジネス薬学コースの活躍の場が広がります。
登録販売者の資格試験は各都道府県によって実施されます。試験科目は5分野から構成されており、全体の70%以上の場合、合格となります。それぞれの章で苦手を作らずに、得点を取ることが合格のポイントです。
試験各科目と出題数は以下の通りです。
ビジネス薬学コースでは、2年次の秋に資格取得ができることを目標において学習をサポートして行きます。
具体的には、人体の構造と働きI、生薬学、薬理学I、疾病と治療薬I、医薬品の適正使用、医事薬事関連法、現代医療の中の漢方、一般用医薬品学、一般用医薬品情報学の科目が2年前期までに履修できます。
(※学習サポートのプログラムは年度によって異なります。)
27年度 | 26年度 | 25年度 | 24年度 |
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31名 | 21名 | 16名 | 4名 |
各都道府県が実施する登録販売者試験に合格すると、「登録販売者試験合格者」となります。登録販売者試験合格者が登録販売者として雇用・登録を受けることによって「登録販売者(研修中)」となります。登録販売者(研修中)の者は、薬剤師、または登録販売者(店舗管理者)の管理下において、第二類、第三類の医薬品の販売が可能となります。
過去5年間のうちに薬剤師、または登録販売者(店舗管理者)の管理及び指導の下で、一般従事者、または登録販売者(研修中)として実務に従事した期間が通算して24か月以上となると、登録販売者(店舗管理者)となることができます。(実務は月80時間以上の勤務で1か月としてカウントします)
本校は4年課程です。資格試験合格と合わせ、在学中に薬局やドラッグストアなどに月80時間以上、24か月(2年)以上勤めることで、卒業までに店舗管理者となる権利を取得することができます。
在学中に管理者の資格取得を目指す場合
在学中にドラッグストアなどで月80時間以上、24か月(2年)以上の実務経験を 積み上げることで、収入を得ながら店舗管理者となる権利を取得することができます。