明・李時珍の「本草綱目」に附属する図録があまりに稚拙だったので、すぐれた図を付けようとして出版したもの。
文政11年(1828)に完成はしたが出版費用が工面できず、文化13年(1813)に山草部、芳草部の巻五~十が出版されたのみで、大正11年(1922)になって初めて全冊が刊行された。展示のものは「本草図譜 芳草部 巻九」(文化十三年、1813)